来週末にはもう本番!? 今回は、加賀谷香作品のご紹介です!!
みなさん、こんにちは!
本番を来週末(いつのまに!)に控え、
スタジオでは連日、熱のこもったリハーサルが積み重ねられています。
心地よい緊張感が、スタジオの外まで漂ってきそう (*´ω`*)
そんな空気を少しでもみなさんにお伝えできたら、と
おそるおそるスタジオに接近!
邪魔にならないように、そーっと窓の外からリハーサル拝見 |д゚)
そして、こっそりひっそり写真撮影!!
…うっ、い、いまいち (;’∀’)
などとじたばたしているところに、
先日、スタジオにいらしてリハーサルをご覧になった
浦野芳子さんから、加賀谷先生作品
『BLUE TALE Ⅱ~境は心に随いて変ず~』について、
またもや素敵なルポが届きました!!
リハーサル風景写真(ちゃんとしたヤツ(^o^;)とともに、
さっそくどうぞ!!
ミステリアスな世界が見せてくれるものは自分の心!?-キョウはシンに随いて
by 浦野芳子
境は心に随いて、とは釈尊の七番目の弟子・シュリハンドクにまつわるエピソードから生まれた禅語である。シュリハンドクは、他の弟子たちのように日々の修行についていけない自分を情けなく思い、釈尊のもとを去ろうとするが、1本の箒を与えられたことから、自分の心がチリや垢に覆われていて、見るべきものが見られなくなっていることに気づく。
つまり、「外界の現象に惑わされていると、心の自由が奪われ、見えるものも見えなくなる」ということを意味する禅語である。
この言葉に出会った加賀谷が、天上のミステリアスな世界を踊りで表現したい、と思ったのが4年前。同じ環境を与えられても、心の状況次第でそれを善くも悪くも捉えられる、そういうことを透明な蓮の花、変化する照明、などを用いて作品化した。
今回、ICHIBANGAIの『Assembly』 で上演するのはその拡大版である。
「よく動くダンサーの身体を通して見せるライブパフォーマンスとしてではなく、この言葉の持つ高い意識の世界を見せたい」(加賀谷)
“ポーズをするのではなく空間を動かして”リハーサルで指摘を受けた10人のダンサーたちが動きを再開すると、そこに空間のうねりのようなものが発現する。それはやがて波を創り、時として何か硬質なものに当たりはじけていく。私の目にはそんな風景が映った。
「それこそ、見え方は人それぞれだと思います」(加賀谷)
見えているものは、その時の自分の心に拠るもの、場合によっては心の姿そのものであるのかも知れない。
以上のように作品の大半を占める部分はシリアスな展開で綴られるのであるが、最後の数分間には思いもよらない”オチ”が用意されている。
柳本雅寛、佐藤洋介そして加賀谷香自身が加わり三人で踊るシーンだ。
「それまでの幽玄で不思議な世界から現実世界へと降りてきて少し滑稽な方向へ流れを変えてみたいと思っています」
ミステリアスな精神世界から、コミカルな現実世界へ―。
それは、どんなに深刻な出来事も角度を変えてみれば滑稽にも見える、というメッセージにつながるのかもしれない。
浦野さんからのステキなルポは、
このあとも続々お届けする予定です (^_-)-☆
そして、昨日はスタッフ下見でした。
その様子もまたお知らせしますね。
どうぞお楽しみに!!
ICHIBANGAI-Dance Studio-第二回公演『Assembly』は
2月18日(土)、19日(日)の二日間、新国立劇場小劇場にて!
公演概要はこちらから!!