ミルオドル ~ICHIBANGAI の Dance な日々~

新宿御苑駅徒歩2分「ICHIBANGAI-dance studio-」より、ダンスにまつわるさまざまなお便りをお届けします。

本番間近!第四回スタジオ公演より柳本雅寛作品「D hazard」のご紹介です!

 

みなさん、こんにちは!

早いもので2月も終盤、もうまもなく3月ですね。

3月といえば!はい、そうです。

これまでFacebookやホームページを通じてお知らせしておりました通り、ICHIBANGAI の第4回公演が行われます。

3月2日(土)、3日(日)の両日、会場は、新国立劇場・小劇場。

今回も様々なジャンルから、全部で9つの作品を上演します。

これから時間の許す限り、このブログで作品の紹介をしていきたいと思います。

まずは柳本雅寛先生に、今回の作品についてのお話をうかがいました  (^◇^)

 

 

Q. 今回の作品にどのような想いを込めていらっしゃるか、あるいは作品コンセプトなど差し支えの無い範囲でお聞かせください。

 

今回の作品は『D hazard』というタイトル。

これは俗語の“職業病”という言い回しをさらにディフォルメして“Dの病”としたものです。

キーワードは“脳内メーカー

 

 

 Q.“脳内メーカー”とは意外な言葉です。そのあたり、もう少しお聞かせいただけますか?

 

女性8人と男1人の9人の構成です。

このバランスでありうる物語とは? と考えていたら“脳内メーカー”が閃きました。

僕の頭の中の“脳内メーカー”が

 

『女女女踊女女女男女女女踊女女女』

 

という訳でわありませんが(笑)

まぁそうだったとしたら、どんな世界ができるかな?と。

 

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 Q.第二回公演での「Girls without Bar」に続いて、今回も、先生ご自身をのぞいてはすべて女性ダンサーによる作品ですよね。 メンバーを女性中心とされたところになにかご自身のテーマ、挑戦などがもしあるようでしたらお聞かせください。

 

ひとつは単純に舞台に立ち得る事の出来る男性ダンサーが少ない。

あとは僕のスタイルやテクニックを普段からクラスなどで学び盗みに来てくれてるダンサー達、その中から舞台に立ち得る事の出来る人を集めたらこうなった、という感じです。

 

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 Q.以前、「Girls without Bar」についてお話しくださった際、「僕の作品では複数名のユニゾン的なものは求めない。個々の持つ身体の言葉、身体の表現が解放されて見えること、ダンサーひとりひとりの心模様が見える作品になるといいなと思っている」とお話しされていたのが印象的でした。今回の出演メンバーのみなさんからは、どのような身体の言葉が聞こえてきそうでしょうか?

 

今回も僕の大好きな人達が集ってくれました。

簡単にメンバーをひとフレーズで紹介します。  

 

 矢嶋 美紗穂

人生経験が最も豊富なチュチュの家の女  

 

児玉アリス

生まれ来る国を間違えた女 (前世がおそらくラティーノ)

 

津田ゆず香

一緒にお酒を飲んで一番楽しい女

 

牧祥子

“発情したゴリラ”というスタンド(ジョジョのやつ)を持つ女

 

桑原佑実

静かに大人の色気を醸し出す女

 

岡本優香

ギリシャのエロの神を両親に持つ女

 

高橋奈津子

天変地異があっても最後まで逃げない女

 

秋山沙和

出てきた料理は全て美味しく頂く女

 

柳本雅寛

何でも無い事をさも何かあるように喋る男

 

以上の9人でお贈りします。

『D hazard』 お楽しみに

 

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 Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?  

 

平和そのものです。

『洞窟に探検に行こう』と9人で出かけたのですがリーダーの僕は懐中電灯やコンパスなど何も持って来なかった感じです。

 

なんの問題もありません。

 

 

 Q.楽曲は何をお使いになりますか? その楽曲を選んだ理由なども差し支えなければお聞かせください。 

 

音楽:Jin Takemoto

 

彼の音楽はいつも“想像の余地”を残し展開します。

赤と思って聞けば赤に聞こえるし、黒と言えばそうも聞こえてきます。

真っ暗な洞窟で彼の音楽に包まれるとそこはどこにでも成りうる。

とても便利でドラえもんみたいな人です。

 

うそです。

 

 

 Q.最後に、このブログをお読みくださっているみなさんにメッセージをお願いします。

 

  このブログを読んで頂いている皆様

是非劇場まで足をお運びになり我々ダンサー達の瞬きを目撃しにきてください。

このICHIBANGAI という歴史あるスタジオがお届けする作品群のどこかに、劇団四季のCatsのように等身大の貴方の物語が垣間見えると思います。

 

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下北の居酒屋より愛を込めて                                        

 Masa

 

 

 

他の作品についてもこれからジャンジャン紹介していきます!

また、インスタグラムにて本公演のリハーサル風景写真など をご紹介しています。

あわせてぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/ichibangaids/

 

公演概要はこちら!

 

第二回スタジオ公演で上演、柳本先生作品「Girls without Bar」の記事はこちら!

 

 

 

 

まもなく初日!佐藤洋介先生振付による第三回スタジオ公演オープニング作品のご紹介!

今度の金曜に初日を控えた今回の公演では、佐藤洋介先生の生徒さんたちがオープニングを飾ります。

 

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作品タイトルは『捲土重来』。

あまり馴染みのない文字ですが、ケンドチョウライ、と読みます。

佐藤先生に作品について尋ねたところ

ICHIBANGAI に対しての意気込みを、作品にもタイトルにも込めました」

というメッセージをいただきました。

さてさて、どんな作品でしょう?

佐藤先生にもう少しお話を伺ってみることにしました。

 

 

 

 

Q.スタジオ開設から間もなく3年、そしてスタジオ公演もこれが3回目となりました。そこへの想いがありましたらお聞かせください。

 

これまでも

これからも

今まで同様に

常に向上心をもって挑み続ける。

それだけです。

 

 

 

Q.今回の作品のテーマ、コンセプトなどをお聞かせいただけますか?

またオープニング作品ならではのこだわりなどありましたらお聞かせください。

 

テンション爆発と「作品=タイトル」をICHIBANGAIへ捧げます。

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Q.日頃のレッスンの中で、大切にされていることは何ですか?

 

「日々の積み重ね」では無く、『日々、新たな気持ち』で挑む事が大切だと考えます。

そしてレッスンは、受けるのでは無く、盗むんです。

 

 

Q.作品を振付けされるとき、どのような過程を経ておつくりになることが多いですか?

楽曲についても差し支えない範囲でお聞かせください。

 

前回創った物が頭を過り「じゃ今回はこんな事やろうかな…」そんな感じです。

楽曲については、今回は創作の着想にそって選びました。

踊る上でも、表現する上でも、最高な選曲ができたと思います。

 

 

 

Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?

 

自分に向き合ってる

パッション

大人な雰囲気

大人っぽい

面白い

楽しい

為になる

集中できる場

真剣

 

演者9人、一人一人に聞きました。

その答えをそのまま伝えます。

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最後に、「ぜひ観に来てください!」とメッセージをくださった佐藤先生の作品で幕を開ける第三回ICHIBANGAIスタジオ公演は、いよいよ金曜初日を迎えます。

 

5月18日(金)、19日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

公演概要はこちら!!

 

http://wash.juno.weblife.me/studio1b.jp/news/20180421133131.html

 

 

 

インスタグラム、始めました!!

リハーサル風景などの写真をご覧いただけますので、よかったらフォローしてください!

 

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二見一幸先生振付による井神さゆり先生ソロ作品「ディド」!

 

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一枚の絵画のようなこの美しい写真は、昨年2月、新国立劇場で行われた、第二回スタジオ公演で、二見一幸先生によるソロ作品「Rifka」を踊られた井神さゆり先生です。

この世のものとは思えないほどの透明感に圧倒され、舞台上から放たれる静かな、けれど力強いエネルギーに心揺さぶられました。

今週金曜に初日を迎える第三回スタジオ公演でも、井神先生は二見先生によるソロ作品を踊られます。

「ディド」と名付けられたこの作品、前回とはまた違った雰囲気の作品のようです。どんな作品なのでしょうか?

振付を手がけられた二見先生にお話を伺いました。

 

 

 

Q.作品のコンセプト、タイトルに込めた想いなどについて差し支えの無い範囲でお聞かせください。

 

この作品は、オペラの「ディドとエネアス」の曲を使用しています。

ディドがラストに歌う曲のイメージから僕なりの解釈で、ディドと言う人物を表しました。

 

 

Q.この作品を創るうえで、着想を得るきっかけとなったもの、ヒントなどありましたらお聞かせください。

 

 曲です。

「〜私を忘れないで〜(英語で)」と言う歌詞があるのですが、胸に来ました。

 

 

 

Q.井神さゆり先生のソロ作品は、前回のスタジオ公演「Rifka」に続いてとなりますね。二見先生から見た“井神さゆり”とはどのようなダンサーですか?

 

美しさ・透明感・強さ・集中力・緊張感・何色にも染まる純粋

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【前回公演作品 「Rifka」より】

 

 

Q.前回の「Rifka」では、井神先生の息をのむほどの美しさ、圧倒的な透明感に魅了されました。今回の作品では、井神先生のどのような一面に出会えるでしょうか?

 

 

今回は僕の思うディド像を、さゆり先生に重ねて創ったので、ドラマ性のある一面を感じて頂けたらと思います。

 

 

 

バレエ、コンテ、ジャズなど様々なジャンルのバラエティに富んだラインナップでお届けする第三回スタジオ公演、いよいよ今週金曜初日!

 

5月18 日(金)、19 日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

 

公演概要はこちら!!

http://wash.juno.weblife.me/studio1b.jp/news/20180421133131.html

 

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第三回スタジオ公演より、近藤良平さん&加賀谷香先生の共作「踊り踊りてあの世まで」のご紹介です!

今週金曜に初日を迎える第三回スタジオ公演で、コンドルズ主宰・近藤良平さんをお迎えしてお届けする「踊り踊りてあの世まで」という作品は、2012年に草月ホールで初演された作品の再演です。

近藤良平さんと加賀谷香先生による共作、そして演じるのもこのおふたり。

 

こちらはその初演の際のリハーサル風景を写した貴重な写真です。

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初演をたまたま観ていたのですが、おふたりの醸し出す心地よい空気に思わず笑みを浮かべるうちに、まんまと作品の世界に誘われ、どっぷりとはまり込み、舞台上のおふたりに寄り添うような気持ちで観た忘れられない作品。

そんな作品の再演と聞いて、心浮き立ち、加賀谷先生にお話を伺いました。

 

 

 

Q.近藤良平さんとの共作「踊り踊りて あの世まで」という作品は、2013年12月に草月ホールでも上演されています。

その際、拝見していたのですが、実は加賀谷先生と近藤良平さんと聞けばいまでもすぐにこの作品が浮かんでくるほど鮮烈な印象が残っています。

個人的な感想なので、作り手の意図とは異なるかもしれませんが、お二人が織りなす動き、繰り返し紡がれる一連の踊りの質感、テンポ感の変化が、仲睦まじい夫婦が積み重ねていく穏やかで幸せな毎日、そして流れていく年月を見事に表しているように感じられ、最後には涙が止まらなくなったことを覚えています。

改めて、この作品で描こうとされたこと、そして再演に当たっての想いをお聞かせいただけますか?

 

素敵な感想をありがとうございます!

当初我々は、強い想いやメッセージを掲げるつもりはなく、至ってニュートラルに戯れてみるということを始めてみました。

言葉にはしないけれど、その時の年齢で感じていた、終わりが来るであろう「今」という時間や未来への儚さのようなものが、あの戯れの延長に至ったのだと思います。

再演にあたって二人で話しましたが、二人は何も変わっていませんでした。良い意味で!

ただひたすらに、この機会を愉しげに感じています!

 

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【初演時のリハーサル風景より】

 

Q.タイトルの「踊り踊りて あの世まで」という言葉は、六代目尾上菊五郎さんの辞世の句としても知られています。

「まだ足らぬ 踊り踊りてあの世まで」と残された尾上菊五郎さんの想いとは少し異なるのかもしれませんが、改めて、この言葉をタイトルとされた意図をお聞かせ願えますか?

 

ちょうど初演時のリハーサル期間中に、尾上さんのこの句を知る機会がありました。

辞世の句ではあるものの、踊りの世界のなんとも豊かであることを教えてもらえたように感じました。

作品タイトルとして…というよりも、二人それぞれにピタッとくるものがあったと感じています。

 

 

Q.加賀谷先生からみて、近藤良平さんとはどのようなダンサー、そして作り手でしょうか?

 

同期の桜。

ダンサー、作家、と並んでジャンル「近藤良平」…のような人です。笑

ですが人間「近藤良平」は、ああ見えて奇抜ではありません。とても自然体であり、自然体で居させてくれる包容力があります。

私にとっては兄貴のような…みんなにとっても…ですね。

 

 

 

Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?

 

夫婦漫才風です。

 

 

Q.最後に、この作品について、公演を楽しみにしてくださっているみなさんにメッセージをお願いします。

 

初演を観て頂いた方もそうでない方も、生まれてこのかた半世紀を迎えるめでたい二人の、なかなか心地の良い歳の重ね具合を、是非ともこのタイミングで目撃して頂きたいと思います。

心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

いよいよ今週金曜初日です!!

5月18 日(金)、19 日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

 

公演概要はこちら!!

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来週金曜初日を迎える第三回スタジオ公演より、金田あゆ子先生作品「Carmen」のご紹介!

今日は、金田あゆ子先生による「Carmen」のご紹介です。

金田あゆ子先生ご自身はもちろん、中島周先生、佐藤洋介先生、森川次朗先生、そしてゲストに高橋竜太さんをお迎えしての豪華な顔ぶれ加え、スタジオの主要講師でもある吉川文子先生、箱田あかね先生、今間千佳子先生も特別参加!!

 

今回は、2008年初演の作品を再構成されての上演とのことですが、その辺りも含めて作品について、金田先生にお話を伺いました。

 

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 【金田あゆ子作品「Carmen」より】

 

Q.スタジオ開設から間もなく3年、そしてスタジオ公演もこれが3回目となりました。

そこへの想いがありましたらお聞かせください。

 

スタジオ開設から3年、復帰公演となりました一回目から、スタジオ再スタート、私の再スタートと重なって気持ちを新たに進んで参りました。

個性豊かな先生たちと一緒に作り上げる舞台は毎回踊りごころを刺激します。

 

 

 

Q.今回の「Carmen」は、2008年に初演された作品の再演と伺いました。

作品そのもののテーマ、コンセプトと合わせ、再演に当たっての想い、変更・改訂されたところなどありましたらお聞かせください。

 

カルメンは初演が2008年、今から10年前になりますね。

カルメン、ホセ、エスカミリョ、様々な人の人生がそこで交わり、お互いの道に迷い込む。

ピエロという第三者的視点を持って人間を見てみた作品として捉えています。 人は人生を終えるときなにを思いなにが残るのか キャストに先生方をお迎えして、個性を生かして再構成致しました。

 

 

 

Q.「Carmen」創作の過程において、着想を得るきっかけ、ヒントとなったものなどありましたらお聞かせください。

 

カルメンは なんといっても魅力的な音楽♪

奏でるメロディとリズムがスパニッシュのにおいを醸し出し、その上にのると見えてくるダンスをイメージしながら創作していきました。

 

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Q.今回、主役のカルメンを演じる金田先生ご自身はもちろん、ホセ役の中島周先生、エスカミリョ役の佐藤洋介先生、そしてゲストでご出演くださる高橋竜太さんや、森川次朗先生など豪華な出演者陣に目が奪われます。

今回の出演者について、先生からご紹介いただけますか?

 

今回の出演者、まずはホセの中島周さん。

ICHIBANGAIの公演でご一緒したことはありましたが、作品で関わるのは初めてでした。

一度踊りだすとすでにホセで、常に全力で、ホセがカルメンによって変わっていく姿を見事に演じています。

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【Carmenの1シーンより 中島周先生】

 

エスカミリョの佐藤洋介さんは圧倒的な存在感とリズム感が普通のバレエ作品ではなかなか見られないハーモニーを生んで作品を盛り立ててくださいました。

対象的にカッコいい森川次朗さんをカッコ悪い役として出演いただきました。

佐藤さんと同じシーンをより面白く広げて深めていただいてます。

ピエロの高橋竜太さん、同じ振付家としての共鳴を感じました。ピエロという特異な立ち方、なげかけるメッセージを引き受け、自身の言葉で投げ返してくれる、本番を楽しみにしております。

今回の「Carmen」、先生方の出演を本当に贅沢に使わせていただきました。

今間先生、吉川先生、箱田先生にワンシーンだけ特別出演いただいております。

私自身も先生方の存在に感銘を受け、人生の厚みが感じられる今までない物作りをさせていただいております。

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Q.最後に、このブログをお読みくださっているみなさんにメッセージをお願いします。

 

ピエロが手にするバラは

「生命」

そして

「愛」

の象徴であり、

それを手にした人間はどう生きるのか

カルメンを通して一緒に考えてみませんか?

 

 

刻一刻と初日が迫る!

5月18 日(金)、19 日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

 

公演概要はこちら!!

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刻一刻と初日が迫る!第三回スタジオ公演より、二見一幸作品「RITE-儀式-」のご紹介です!!

 

来週金曜に初日を迎えるスタジオ公演、二見一幸先生からもお話をうかがうことができました。

二見先生は今回、ふたつの作品を振付けていらっしゃいますが、まずはそのうちのひとつ「RITE-儀式‐」から。

こちらの作品は、2017年の都民芸術フェスティバルで初演され、好評を博した作品とのこと。

どんな作品なのか!?さっそく伺ってみましょう!!

 

f:id:ichibangai:20180511154734j:plain【二見一幸先生作品「RITE-儀式‐」より】

 

Q.スタジオ開設から間もなく3年、そしてスタジオ公演もこれが3回目となりました。そこへの想いがありましたらお聞かせください。

 

あっという間ですね。

毎回、この環境に感謝し、緊張しながら迎えます。

今回も変わらず頑張るのみです。

 

 

Q.「Rite-儀式‐」は、2017年の都民芸術フェスティバルで初演され、好評を博した作品の再演と伺いました。

改めて、タイトルに込めた想い、作品のコンセプト、再演にあたって変更・改訂などされたことがありましたら、差し支えの無い範囲でお聞かせください。

 

 遥か昔から、脈々と現代に受け継がれている儀式。 この緊張感に満ちた行いをテーマに集団で生きる姿をスリリングに描きたいと思いました。 

 

Q.この作品を創るうえで、着想を得るきっかけ、ヒントとなったものなどありましたらお聞かせください。

 

曲ですね。

この曲には、人々が生きて行く上で、様々な試練を克服して行くような、パワーや情景を感じます。

 

 

 

Q.作品を踊ってくださるメンバーを先生からご紹介いただけますか?

 

 ICHIBANGAIの講師で、様々なシーンで活躍する、佐藤洋介さん、森川次朗さん、池田美佳さん。本当に素晴らしいトップダンサーの方々に協力頂いてます。

そして、カレイドスコープを共に支えてくれている田保知里。 22年間カレイドの舞台に立って協力してくれている中村真知子さん、佐々木紀子さん。2002年からのメンバー西澤光時さん。今現在、カンパニーの中核を担っている、小林啓子さん、長谷川真奈美さん、大野木純子さん清水揚子さん、遠藤恵さん、片山葉子さん、岡千春さんが活躍してくれています。

そしてここ近年では、前田麻緒さん、荒俣夏美さん、高橋麻記さん、服部千尋さん、上野可南子さんがパワー全開で頑張ってくれています。

 

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Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?

 

僕は今回、再演なので楽しくやらせて頂いてます。

一度踊っているメンバーは見る見る記憶が蘇っていくのにテンションがあがりました。

森川次朗さんや、カレイドでもこの作品を初めて踊るメンバーは、驚異的なスピードで振りを覚えて馴染んでいくのに本当にビックリしました。凄い!

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Q.楽曲は、マイケル・ゴードンの「Weather One」とうかがっています。

この楽曲を選んだ理由など、差し支えなければお聞かせください。

 

この曲は、18年前にデュオで創った事があります。

いつか群舞で挑戦したいと思っていました。

スリリングで挑発的なこの曲は、今回のテーマに一致しました。

 

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Q.最後に、公演を楽しみにしてくださっているみなさんにメッセージをお願いします。

 

公演に足を運んでくださったお客様に楽しんで頂けるよう、頑張ります!

 

 

公演初日は来週金曜!

5月18 日(金)、19 日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

 

公演概要はこちら!!

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来週金曜初日!第三回スタジオ公演より、加賀谷香先生作品「JO-MEI」のご紹介!!

今日、東京は気持ちの良いお天気に恵まれましたね〜
やや暑いと感じてしまうような気温でしたが、晴れ渡る空はやはり気持ちいいです。
さてさて、そんな中、刻一刻とスタジオ公演初日が迫っております。

今日は加賀谷香先生にお話を伺ってきましたよ!!

加賀谷先生は今回、コンドルズ主宰の近藤良平さんと二人で踊られる「踊り踊りてあの世まで」と、谷川俊太郎さんの詩から想を得たという作品「JO-MEI」の二つの作品を手がけられますが、今日は「JO-MEI」についてご紹介いたします。

 

もう一つの「踊り踊りてあの世まで」も、とてもとても素敵な作品なんですよ。

こちらについても間も無く紹介いたしますね (*≧∀≦*)

 

話が逸れた・・・
加賀谷香先生作品「JO-MEI」についてのインタビューです。

作品に込めた想いと合わせて、先生ご自身が出演メンバーの紹介もしてくださっています。

 

 

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【加賀谷香作品 JO-MEIより】 

 

Q.スタジオ開設から間もなく3年、そしてスタジオ公演もこれが3回目となりました。そこへの想いがありましたらお聞かせください。

 

世の中「当たり前」なんていうことは無いんだ…と、痛感してからあっという間の3年。またこうして作品創作に没頭出来ている日々に、改めて感謝の想いでいっぱいです。

 

Q.今回の作品に込めた想い、コンセプトなどについて差し支えの無い範囲でお聞かせください。

 

自分が踊りと向き合っている時、自分から自分自身がどんどん遠ざかっていける感覚。舞踊半生が府に落ちた瞬間でした。

個の主張から解放された時、そこに残るものこそがそれぞれにとって何なのか?

忙しすぎる現代人、そんなことを’ぼやっと’考えてみるのも良い時間…?

 

 

Q.この作品を創るうえで、想を得るきっかけとなったもの、着想のヒントなどありましたらお聞かせください。

 

谷川俊太郎「除名」という詩に出会いました。

 

「除名」

名を除いても

人間は残る

人間を除いても

思想は残る

思想を除いても

盲目のいのちは残る

いのちは死ぬのをいやがって

いのちはわけの分からぬことをわめき

いのちは決して除かれることはない

いのちの名はただひとつ

名なしのごんべえ

 

 

 

Q.今回、作品を踊ってくださるメンバーをご紹介いただけますか?

 

今回は参加の意思を受け取り、その中から選ばせて頂きました。

 

青山萌 (華奢で愛らしい風貌と裏腹に寡黙で大人びた深い空気を醸し出します)

 

伊海さえ子 (長い付合いになって来ましたが 変わらぬ姿勢と穏やかさに救われます)

 

今泉理沙 (奔放さを盾にナイーブさをカバーして生きるチャレンジャーです)

 

武安由宇里 (規格外のポテンシャルがきっときっと!…期待させる力を持つ頑張り屋です)

 

鶴田ふみ代 (一本気こその成せるわざ コツコツと積み上げる姿は美しいです)

 

中原百合香 (体に経験が色を成し 安心して委ねられる懐を持っています)

 

中村瑞乃 ( アンニュイな風貌からは想像も出来ないほど 未知数の魅力と集中力が輝きます)

 

中谷眞弓 (ダイナミズムと実直さをあわせ持ち モンスター級のポテンシャルに期待大です)

 

根本なつき (まろやかな空気感の奥に秘める至極のひたむきさ…それに勝る技はありません)

 

湯川沙代 (とにかくいつも笑顔です へらへらともいいます けれどそれが’優しさ’であることを私は知っています)

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Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?

 

シビアです。いつもながらにしてシビアです。

踊りにひれ伏している私… なので仕方ありません。諦めてください。笑

メンバー内はワイワイとやっている模様…なのでいつも夜な夜な遅くまですみません。笑

 

 

Q.楽曲は何をお使いになりますか?

 その楽曲を選んだ理由なども差し支えなければお聞かせください。

 

 

最近知り合いになった 久世孝臣さん(詩人 演出家 ライター)という方が 言音(ことね) として出されている「猿の夢」という楽曲を使用させて頂きます。

リズムにのった言葉の羅列が音楽に溶け込み、言葉の意味から遠ざかって音になる…ような感覚を得て、作品のテーマにシンクロすると感じました。

他、教授 坂本龍一さんの「async」より2曲ほど編集 使用させて頂きます。

抽象的でありながら どこかそこに心象風景を感じる感覚あります。

 

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Q.最後に、公演を楽しみにしてくださっているみなさんにメッセージをお願いします。

 

3回目とはいえ、私達の中には深く深く刻まれた想の厚みと品格をふまえたICHIBANGAI -Dance Studio-と自負しております。

豊かな時間を味わって頂けるよう 一同 励んでまいります。

心よりお待ち申し上げます。

 

 

 

公演初日まであと一週間を切りました!

5月18 日(金)、19 日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

 

公演概要はこちら!!

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