ミルオドル ~ICHIBANGAI の Dance な日々~

新宿御苑駅徒歩2分「ICHIBANGAI-dance studio-」より、ダンスにまつわるさまざまなお便りをお届けします。

来週金曜初日!第三回スタジオ公演より、加賀谷香先生作品「JO-MEI」のご紹介!!

今日、東京は気持ちの良いお天気に恵まれましたね〜
やや暑いと感じてしまうような気温でしたが、晴れ渡る空はやはり気持ちいいです。
さてさて、そんな中、刻一刻とスタジオ公演初日が迫っております。

今日は加賀谷香先生にお話を伺ってきましたよ!!

加賀谷先生は今回、コンドルズ主宰の近藤良平さんと二人で踊られる「踊り踊りてあの世まで」と、谷川俊太郎さんの詩から想を得たという作品「JO-MEI」の二つの作品を手がけられますが、今日は「JO-MEI」についてご紹介いたします。

 

もう一つの「踊り踊りてあの世まで」も、とてもとても素敵な作品なんですよ。

こちらについても間も無く紹介いたしますね (*≧∀≦*)

 

話が逸れた・・・
加賀谷香先生作品「JO-MEI」についてのインタビューです。

作品に込めた想いと合わせて、先生ご自身が出演メンバーの紹介もしてくださっています。

 

 

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【加賀谷香作品 JO-MEIより】 

 

Q.スタジオ開設から間もなく3年、そしてスタジオ公演もこれが3回目となりました。そこへの想いがありましたらお聞かせください。

 

世の中「当たり前」なんていうことは無いんだ…と、痛感してからあっという間の3年。またこうして作品創作に没頭出来ている日々に、改めて感謝の想いでいっぱいです。

 

Q.今回の作品に込めた想い、コンセプトなどについて差し支えの無い範囲でお聞かせください。

 

自分が踊りと向き合っている時、自分から自分自身がどんどん遠ざかっていける感覚。舞踊半生が府に落ちた瞬間でした。

個の主張から解放された時、そこに残るものこそがそれぞれにとって何なのか?

忙しすぎる現代人、そんなことを’ぼやっと’考えてみるのも良い時間…?

 

 

Q.この作品を創るうえで、想を得るきっかけとなったもの、着想のヒントなどありましたらお聞かせください。

 

谷川俊太郎「除名」という詩に出会いました。

 

「除名」

名を除いても

人間は残る

人間を除いても

思想は残る

思想を除いても

盲目のいのちは残る

いのちは死ぬのをいやがって

いのちはわけの分からぬことをわめき

いのちは決して除かれることはない

いのちの名はただひとつ

名なしのごんべえ

 

 

 

Q.今回、作品を踊ってくださるメンバーをご紹介いただけますか?

 

今回は参加の意思を受け取り、その中から選ばせて頂きました。

 

青山萌 (華奢で愛らしい風貌と裏腹に寡黙で大人びた深い空気を醸し出します)

 

伊海さえ子 (長い付合いになって来ましたが 変わらぬ姿勢と穏やかさに救われます)

 

今泉理沙 (奔放さを盾にナイーブさをカバーして生きるチャレンジャーです)

 

武安由宇里 (規格外のポテンシャルがきっときっと!…期待させる力を持つ頑張り屋です)

 

鶴田ふみ代 (一本気こその成せるわざ コツコツと積み上げる姿は美しいです)

 

中原百合香 (体に経験が色を成し 安心して委ねられる懐を持っています)

 

中村瑞乃 ( アンニュイな風貌からは想像も出来ないほど 未知数の魅力と集中力が輝きます)

 

中谷眞弓 (ダイナミズムと実直さをあわせ持ち モンスター級のポテンシャルに期待大です)

 

根本なつき (まろやかな空気感の奥に秘める至極のひたむきさ…それに勝る技はありません)

 

湯川沙代 (とにかくいつも笑顔です へらへらともいいます けれどそれが’優しさ’であることを私は知っています)

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Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?

 

シビアです。いつもながらにしてシビアです。

踊りにひれ伏している私… なので仕方ありません。諦めてください。笑

メンバー内はワイワイとやっている模様…なのでいつも夜な夜な遅くまですみません。笑

 

 

Q.楽曲は何をお使いになりますか?

 その楽曲を選んだ理由なども差し支えなければお聞かせください。

 

 

最近知り合いになった 久世孝臣さん(詩人 演出家 ライター)という方が 言音(ことね) として出されている「猿の夢」という楽曲を使用させて頂きます。

リズムにのった言葉の羅列が音楽に溶け込み、言葉の意味から遠ざかって音になる…ような感覚を得て、作品のテーマにシンクロすると感じました。

他、教授 坂本龍一さんの「async」より2曲ほど編集 使用させて頂きます。

抽象的でありながら どこかそこに心象風景を感じる感覚あります。

 

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Q.最後に、公演を楽しみにしてくださっているみなさんにメッセージをお願いします。

 

3回目とはいえ、私達の中には深く深く刻まれた想の厚みと品格をふまえたICHIBANGAI -Dance Studio-と自負しております。

豊かな時間を味わって頂けるよう 一同 励んでまいります。

心よりお待ち申し上げます。

 

 

 

公演初日まであと一週間を切りました!

5月18 日(金)、19 日(土)はぜひ、彩の国さいたま芸術劇場にお越しください!

 

公演概要はこちら!!

http://wash.juno.weblife.me/studio1b.jp/news/20180421133131.html

 

インスタグラム始めました!!

リハーサル風景などの写真をご覧いただけますのでよかったらフォローしてください!

https://www.instagram.com/ichibangaids/