本番間近!第四回スタジオ公演より柳本雅寛作品「D hazard」のご紹介です!
みなさん、こんにちは!
早いもので2月も終盤、もうまもなく3月ですね。
3月といえば!はい、そうです。
これまでFacebookやホームページを通じてお知らせしておりました通り、ICHIBANGAI の第4回公演が行われます。
3月2日(土)、3日(日)の両日、会場は、新国立劇場・小劇場。
今回も様々なジャンルから、全部で9つの作品を上演します。
これから時間の許す限り、このブログで作品の紹介をしていきたいと思います。
まずは柳本雅寛先生に、今回の作品についてのお話をうかがいました (^◇^)
Q. 今回の作品にどのような想いを込めていらっしゃるか、あるいは作品コンセプトなど差し支えの無い範囲でお聞かせください。
今回の作品は『D hazard』というタイトル。
これは俗語の“職業病”という言い回しをさらにディフォルメして“Dの病”としたものです。
キーワードは“脳内メーカー”
Q.“脳内メーカー”とは意外な言葉です。そのあたり、もう少しお聞かせいただけますか?
女性8人と男1人の9人の構成です。
このバランスでありうる物語とは? と考えていたら“脳内メーカー”が閃きました。
僕の頭の中の“脳内メーカー”が
『女女女踊女女女男女女女踊女女女』
という訳でわありませんが(笑)
まぁそうだったとしたら、どんな世界ができるかな?と。
Q.第二回公演での「Girls without Bar」に続いて、今回も、先生ご自身をのぞいてはすべて女性ダンサーによる作品ですよね。 メンバーを女性中心とされたところになにかご自身のテーマ、挑戦などがもしあるようでしたらお聞かせください。
ひとつは単純に舞台に立ち得る事の出来る男性ダンサーが少ない。
あとは僕のスタイルやテクニックを普段からクラスなどで学び盗みに来てくれてるダンサー達、その中から舞台に立ち得る事の出来る人を集めたらこうなった、という感じです。
Q.以前、「Girls without Bar」についてお話しくださった際、「僕の作品では複数名のユニゾン的なものは求めない。個々の持つ身体の言葉、身体の表現が解放されて見えること、ダンサーひとりひとりの心模様が見える作品になるといいなと思っている」とお話しされていたのが印象的でした。今回の出演メンバーのみなさんからは、どのような身体の言葉が聞こえてきそうでしょうか?
今回も僕の大好きな人達が集ってくれました。
簡単にメンバーをひとフレーズで紹介します。
矢嶋 美紗穂
人生経験が最も豊富なチュチュの家の女
児玉アリス
生まれ来る国を間違えた女 (前世がおそらくラティーノ)
津田ゆず香
一緒にお酒を飲んで一番楽しい女
牧祥子
“発情したゴリラ”というスタンド(ジョジョのやつ)を持つ女
桑原佑実
静かに大人の色気を醸し出す女
岡本優香
ギリシャのエロの神を両親に持つ女
高橋奈津子
天変地異があっても最後まで逃げない女
秋山沙和
出てきた料理は全て美味しく頂く女
柳本雅寛
何でも無い事をさも何かあるように喋る男
以上の9人でお贈りします。
『D hazard』 お楽しみに
Q.リハーサルの雰囲気はいかがですか?
平和そのものです。
『洞窟に探検に行こう』と9人で出かけたのですがリーダーの僕は懐中電灯やコンパスなど何も持って来なかった感じです。
なんの問題もありません。
Q.楽曲は何をお使いになりますか? その楽曲を選んだ理由なども差し支えなければお聞かせください。
音楽:Jin Takemoto
彼の音楽はいつも“想像の余地”を残し展開します。
赤と思って聞けば赤に聞こえるし、黒と言えばそうも聞こえてきます。
真っ暗な洞窟で彼の音楽に包まれるとそこはどこにでも成りうる。
とても便利でドラえもんみたいな人です。
うそです。
Q.最後に、このブログをお読みくださっているみなさんにメッセージをお願いします。
このブログを読んで頂いている皆様
是非劇場まで足をお運びになり我々ダンサー達の瞬きを目撃しにきてください。
このICHIBANGAI という歴史あるスタジオがお届けする作品群のどこかに、劇団四季のCatsのように等身大の貴方の物語が垣間見えると思います。
下北の居酒屋より愛を込めて
他の作品についてもこれからジャンジャン紹介していきます!
また、インスタグラムにて本公演のリハーサル風景写真など をご紹介しています。
あわせてぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/ichibangaids/
公演概要はこちら!
第二回スタジオ公演で上演、柳本先生作品「Girls without Bar」の記事はこちら!