本番まで二週間! 本日は、柳本雅寛作品のご紹介!
二月になりましたね!
なんだかあっという間に毎日が通り過ぎていきます(+_+)
気持ちばかりが焦ってしまい、
みなさんにいったいなにからお伝えしたものか…と迷う私のもとに、
強力な助っ人が (*´▽`*)!!
昨年5月に行った第一回スタジオ公演『ARK』をご覧になったあと
素敵なコメントを届けてくださった、
ライターの浦野芳子さん
(Madame FIGAROに舞踊関係のコラム連載中)が、
今回の作品『Girls without Bar』についての
柳本雅寛先生へのインタビュー原稿をお寄せ下さいました。
柳本先生から届いたリハーサル風景写真とともに、
さっそくどうぞ!!
『Girls without Bar』
By 浦野芳子
女の子達が軽快なトークを売りにお酒をお客に勧めるガールズ・バーと
バレエのレッスンバーを掛け合わせたのがタイトルである。
振り付けの柳本は周りにいるダンサーを志す娘たちが
このガールズ・バーなどでバイトをしながら踊っている事に着目したと言う。
「自分の目標のために
仕事とレッスンを両立させる女性たちはたくましい。
それを作品のモチーフにしたかった」
ポイントはGirlsとBarの間にWithoutという言葉を挟んだ点。
つまりガールズ・バーのバーカウンターからも、
レッスンバーからも離れて自由になった女性たちが、
ある種の“枠”から解放されるという意味だ。
もうひとつ、意味がある。
それはクラシックバレエの基礎をベースに持つ
ネオクラシックと言われるダンススタイルに対して持つ自身の違和感だ。
クラシック・バレエを学んだ後、
ドイツ・オランダのカンパニーで
コンテンポラリーダンサーとして踊る中
ネオクラシックスタイルの作品を踊る事があった、
自分としてはあまり好きになれなかったのだという。
理由は、形式美の世界が勝ちすぎていて、
”個から滲み出るダンスの領域”を追求していた柳本には物足りなかったからだ、
ゆえに帰国後の後進の育成に携わってからは
ダンサーひとりひとりの個性を生かした作品創りを続ける。
2011年、男性メンバーを軸としたダンスカンパニー
+81(プラスエイティワン)を設立する、
しかし今回の作品は7名の女性ダンサーで構成される。
「複数名のユニゾンがピタッと動きを合わせる、
ということは僕の作品では求めません。
それよりも個々の持つ身体の言葉、
身体の表情が解放されて見えること、
つまりダンサーひとりひとりの心模様が見える、
そんな作品になればいいなと思っています」
今回の作品にはあえてネオクラシックのスタイルと
自身の力強い動きを混同させ、
ダンサーを”エレガント組”と”ワイルド組”とに分けて鬩ぎ合わせその化学反応を探る。
「男性中心で創作する事が多い僕の動きのスタイルを
女性のみで再現してもらうこの作品は、
ある意味、チャレンジでもあります」
浦野さん、素敵な文章をありがとうございます \(^o^)/
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