ついにあさって公演初日! 金田・穴井作品のご紹介です!
みなさん、こんにちは!
もうあと数日で…というかあさってです、公演初日。
こうして作品内容をご紹介するのも今日が最後となりました。
最後にご紹介するのは、
金田・穴井作品『雪降る夜に』です。
以前ブログでもご紹介しましたが、
金田先生がリハーサル中の写真を送ってくださり、
その写真に写る先生の背中には、
まだ一歳の幼い息子さんの姿がありました。
息子さんと過ごす日々の中で着想を得たというこの作品、
どんなものになるのでしょうか?
浦野芳子さんによる作品解説、さっそくどうぞ!!
金田・穴井作品『雪降る夜に』
By 浦野芳子
雪降る夜にいったいどんなことが起こるのでしょうか?とストレートに問いかけたところ、金田はこう答えた。
「バレエ団も持つ新国立劇場での公演であることを意識したのと、公演日が冬であることから、です」
この作品は、バレエ作品『ラ・シルフィード』を題材にしたものだという。
「スコットランドの森の中で繰り広げられるジェームスと妖精シルフィードの恋物語に現代人が紛れ込んでしまう、というところから物語が始まります」
紛れ込んでしまった現代人はそこで何を見、何をするのだろうか。古典バレエのアレンジにはこれまで多くの振付家が挑んできたが、いずれも創作(アレンジ)されたその時代の空気を巧みに取り入れることで多くの人に感銘を与えている。これはある意味、ビッグチャレンジである。しかも振り付けはバレエ一筋できた金田と、ジャズ、コンテンポラリーダンスをきわめてきた穴井の共同作品でもある。
異なる身体性を持つふたり、いったいどのようにして振付・構成を進めていくのだろう。
「作品は、その都度主導権を持つ方、アドバイスをする方を決めて取り掛かります。今回は金田が主導権を、穴井がアドバイザーとなり創作しています。お互いが大切にしているところを尊重し合えれば、違う角度から作品を見たり、踊り方にも指摘を入れられるので、共同制作は面白いです。身体的に吸収し合えるものは吸収し、これは出来ない、などと決めつけて考えずやっています」
公私にわたるパートナーシップが良い形で作品になっていることが想像される。
さらに。今回は金田・穴井に加え海外経験も豊富なダンサー・振付家・梶谷拓郎を迎え3人で物語を踊る。つまり、バレエ作品としての『ラ・シルフィード』を熟知するのは金田ひとり。しなやかで繊細な表現力を持つ金田はいかにもシルフィードが似合うが、そこにからむ穴井・梶谷の表現がストーリー運びのカギを握るのは想像に難くない。
現代人の視線=現代的なものの見方が、古典作品をどう料理して魅せてくれるのか実にたのしみである。
これまでご紹介してきた全7作品。
実に彩り豊かなラインナップとなりました。
その全容はぜひ劇場で!!
ICHIBANGAI-Dance Studio-第二回公演『Assembly』は
あさって、2月18日(土)に、いよいよ初日を迎えます。
公演概要はこちら!
https://www.facebook.com/events/1855844328026266/
お待ちしてます!!